さまざまな形で留学をした大勢の先輩たちの体験談と写真を見て、あなたの留学の参考にしてください




Ayaka Nagai
私は3年生の夏休みを利用して、カナダのトロントに4週間ホームステイをしました。朝からお昼まで語学学校で勉強をし、午後は学校の友達と市内観光をしたり買い物をしたり、という生活でした。週末には、学校のアクティビティでケベックやニューヨークに小旅行にも行きました。外国に行って一番大変だったのが、自分の英語が伝わらないことでした。語学学校には、いろいろな国から、いろいろな英語のレベルの人が通っています。ネイティブの先生やスタッフはある程度理解してくれますが、学生はみんな発音がバラバラで会話にとても苦労しました。伝えようとすること、理解しようとすることの大切さを感じました。毎日日本では接する機会の外国の友達と英語でおしゃべりをして、遊んで・・・ とっても楽しく、充実した一ヶ月でした!

Haruna Imamoto
私はずっと留学にあこがれがありましたが、海外にあまり行ったことがなく、なかなか一歩を踏み出せないでいました。しかし、2年生のときにリーディー先生の授業を取ったことをきっかけに、アドバイザーグループに登録し、夏の海外合宿に参加させていただきました。先生の引率もあるということで、家族も安心して送り出してくれました。この海外合宿では、カナダのバンクーバーでILACという私立の語学学校に3週間通い、ホームステイをしました。大学の友人たちと一緒に行ったので、初めての留学でも不安はあまりありませんでした。最初は文化の違いにびっくりすることもありましたが、ホストファミリーはみんな優しく接してくれて、子供たちとも毎日遊んで、たくさんの楽しい思い出ができました。この留学で、もっと英語の勉強がしたいと思い、帰国後すぐに両親を説得し、約半年後の3月にトロントに出発しました。トロントには約10ヶ月間滞在しました。準備の段階では、先生は学校選びから、滞在方法(ホームステイや寮)、ビザの手続きについてなど、様々な質問を、親身になって聞いて、助けてくれました。私は斡旋会社を使わなかったので、先生の的確なアドバイスがすごくありがたかったです。出発のときにはすごくどきどきしましたが、短期留学の経験があったので、新しい生活に慣れるのにはあまり時間がかかりませんでした。トロントにいる間は語学学校に通ったり、インターンシップをしたりしました。トロントでも最初はILACに通いました。短期留学のときと同じ学校で、学校のシステムもなんとなくわかっていたので、学校にも早く慣れることができました。その後は、ビジネスイングリッシュの学校に通い、インターンシップをしました。すべての経験が楽しく、ためになったのですが、一番楽しいのは放課後でした。カナダにはいろんな国の人が住んでいるので、各国のレストランで、本場の味を友達と食べ歩きしたり、映画が日本よりも安いので、ほぼ毎週見に行ったりしました。休みの日にはみんなで食材を持ち寄って公園でパーティーをしたり、ちょっと遠出して国立公園にキャンプに行ったりしました。今振り返ってみると、あのバンクーバーでの短期留学から、私の海外へのあこがれが現実になったのだと実感します。この最初の一歩である短期留学がなかったら、きっと長期留学は想像もつかないし、私とは縁のないことだったと思います。最後に、私の様に全く海外経験のない人へのアドバイスとしては、もちろん長期からチャレンジしてもいいと思いますが、短期留学を経験してから長期にチャレンジしてみると、いろんなことがスムーズにいくんじゃないかなと思います。

Kaori Kobayashi


私は夏休みにオーストラリアのゴールドコーストに4週間ホームステイをしてきました。私はかなりの心配性なので、行く前は自分の英語力でやっていけるのかとても不安でした。でも実際にオーストラリアに着いてからは、本当に来てよかったと思うことばかりでした。何よりも、私のホームステイ先は本当に素敵な家族でした。 ホストブラザーもシスターもフレンドリーで、一緒にプールで泳いだり、絵を書いたり、テレビを見たり、庭で遊んだりとにかく毎日よく遊びました。折り紙は『カラフルペーパー!!』と言って、すごい興味を示してくれました。特に5歳のホストシスターはとにかく仲良くしてくれて、毎日 “cuddle”と言いながら抱きついてきてくれたのは本当に嬉しかったです。 彼女は、私の一番の英語の先生だったように思います。 語学学校は衝撃的な事がありました。まず、私の学校にはスイス・ブラジル・タイ・チェコ・コロンビア・韓国などたくさんの国の人たちがいました。そして、驚いたのは、日本人以外の国の人たちはみんな英語が話せているという事です。というよりも、文法があっているかどうかは分からなかったのですが、みんな会話をしていました。私はなかなかスピードが速い会話に付いていくことができなかったので、大人数の会話には入っていくことが出来なくて悔しいと思うこともありました。でも、そんなときは助けてくれるクラスメートがいたので本当に嬉しかったです。なんと言えばいいのかわからないことも「こうじゃないかな」と察してくれて、言い方を教えてくれたりしました。また、学校で行われていたアクテビティは、新しい友達を作る機会としては最高の場だったと思いました。 短い間でしたが、その間に家族と出かけたり、語学学校でできた友達の車で海に行ったり、バスに乗ってショッピングモールに行ったり、友達の家に遊びに行ったり、ドリームワールドに行ってコアラやカンガルーをさわったり蛇をもったりなどなどなど、とにかく毎日が充実していました。困ったことがあっても、自分で解決しようと頑張ることができまいた。でも、それでもだめな時は助けてくれる人がいたので、一人だけど一人だけの力で達成出来たわけではない、たくさんの人たちに支えられて出来た短期留学だったと感じました。本当に今回行く事が出来て良かったです。今までとは一味違う夏を過ごすことが出来ました。本当に楽しかったです。

Mutsumi Yamazaki


私は今年の夏、ニュージーランドのクライストチャーチに4週間の語学留学をしました。ホームステイは3回目の経験でしたが、実際に学校に通って勉強をするという経験は初めてでした。大学に入って初めての夏休みだったので、日本で遊びたいとか、バイトをしてお金を貯めたいという思いもあり、最後まで迷いましたが、せっかくの機会に思い切って4週間という期間を選びました。まず、自分が行きたい国と都市を選び、ホストファミリーへの要望(家族構成など)をグローバルタイズさんにメールで送ると、すぐに見積もりやフライトの手配に入っていただけました。私は今まで一人で飛行機に乗ったことがなかったので、今回のクライストチャーチまでのフライトに乗り継ぎがあることに不安がありましたが、実際に成田空港から香港、シドニーを経由してクライストチャーチ空港に到着するまでの一人の時間の中で、これから始まる英語での生活に対する「覚悟」のようなものがしっかりできた気がします。 現地の空港に着くと、学校の車で迎えが来ていてホストファミリーの家まで送ってくれます。私には1つの部屋と、ゲスト用のシャワールームが用意されていました。翌日から語学学校に通います。最初の日の朝はホストマザーが一緒にバスに乗って、学校まで案内してくれました。学校では最初にクラス分けのテストを受けます。授業は、午前中に文法のクラス、午後に会話のクラスがあります。私が通った学校には、日本人、韓国人、中国人、サウジアラビア人、タイ人、ドイツ人、フランス人、スイス人など様々な国の学生がいました。年齢も様々で、同じクラスの中に、14歳の女の子〜69歳のおじいさんまでいて、日本で日常に通っていた学校から比べると、少し不思議な気分になりました。それでも英語を勉強しにきているという目的は一緒なので、なんの不自由もなく、とても楽しく授業は進みました。 私がこの留学に参加して一番心に残ったものは、日本にいては感じることのないそれぞれの国の文化の違いです。授業はすべて英語で進められるので、わからないことを質問しても英語で説明されます。ノートは英語でいっぱいになりました。私は韓国語も中国語もわからないけれど、少しの英語がわかるので一生懸命知っている限りの英語で外国人の友達とコミュニケーションをとりました。また、日本人同士でもできるだけ英語を使って会話をすることに気を配りました。日本人の英語は聞き取りやすく、また自分の英語は日本人に伝わるのに、外国人と会話をすると自分の英語があまり伝わらないという場面に何度かぶつかりました。自分が「日本語英語」になってしまっていることに気がついたのです。きっと日本にいただけでは、このことに気がつくことはなかったと思います。英語を話す世界中すべての人に伝えるための英語を話せるようになりたいと強く思うようになりました。 授業だけではなく、放課後には毎日アクティビティーが用意されていて、自由参加できます。私はゴンドラのアクティビティーに参加したり、毎週木曜日には友達とPub Night(only18‐)に行き、お酒を飲んで楽しみました。学校は月曜日から金曜日なので、土日は自由にビーチに行ったり、お気に入りの図書館を見つけたり、動物園に行ったり、スノーボードのキャンプにも参加しました。そこでもまた、民宿で出会ったフランス人やイスラエル人と友達になり、英語で話をしました。 ホストファミリーは本当の家族のように私と接してくれました。特別に週末どこかへ連れていくということがなかったので、初めて訪れた国を自分で調べて計画を立て、行ってみるというとても貴重な体験ができました。 1か月もいれば、街のほとんどのことがわかります。遊びにきているのではなく、英語を勉強している、外国で暮らしているんだという気持ちになります。一人でだからこそできる個人留学の良さを実感しました。語学留学をすることで、これからの英語学習に何か良いきっかけとなることは間違いないと思います。機会があれば、もう一度個人留学をしたいです。

Noriaki Eguchi


私は、大学二年生の夏期休暇を利用してリーディ先生の紹介の下、短期の海外語学研修に参加しました。私がこの短期語学研修に参加しようと思ったきっかけは、自身の英語のスキルを向上させるということだけでなく、海外に出ることで自分の視野や更なる可能性を広げたいと思ったからでした。三週間という短期の語学研修でしたが、異国の地で目にするもの、感じるもの、その全てが新鮮で大変充実した日々を送ることができました。 私は「AIELAC」という語学学校でお世話になりましたが、そこでは世界各国から英語を学びにきた人々と共通の言語を通じて意思疎通を図り、お互いの文化や伝統についても話すことができた事がとても貴重な時間として残っています。また、授業が終わった後には語学学校主催のアクティビティに参加し、各国の人たちとの交流を深めることが出来たのも良い経験でした。 私自身英語はそこまで流暢に話せるというわけではなく、最初のうちは自分の言いたいことを上手く言い表せないことにとても戸惑いを感じていました。しかし、諦めずに努力すれば自ずと道は開けます。私はそれを三週間に渡る海外生活で実証出来ました。というのも、日々の授業において主体的に参加し、ホストファミリーを始めとする現地の人たちと積極的に交流を持つことで英語力にも磨きがかかり、誰とでも臆することなくコミュニケーションが取れるようになれたからです。 よく日本人は失敗を恐れるが故に発言をすることを躊躇してしまいがちですが、私はそれはもったいないと思います。それでは自分で自分の可能性を閉ざしてしまうだけです。英語は度胸です。喋らないことには相手に自分が何を考えているのか伝わりませんし、自分のことを理解してもらえないのです。 皆さんもせっかく高いお金を出してまで海外で勉強する機会があるのですから、その機会を存分に活かし、悔いのない留学生活を送ってください。限られた時間の中で自分の為すべき目標を明確にし、その具体的目標実現に向けて頑張ってください。 最後に私から皆さんにこの言葉を贈ります。 “You are never too old to learn!! Do your best!!”

Saori Oka


私にとってオーストラリアでの留学は大変有意義な物でした。日本語を学んでいる12〜17歳の生徒達と接するのは新鮮でした。授業中に簡単な日本語の質問のやり取りをしたり、英語で日本のことや私のことについて質問されたりしました。驚いたのは思っていた以上に生徒達が日本に興味を持っていたことです。食べ物、アニメ、ファッションすべてに詳しく、よく知っていました。 彼らは日本語がとても上手でした。上級生は特に上手く、私が英語を理解できなかった時は逆に日本語の単語を使って助けてくれました。また、真剣に日本語を学んでいる彼らに刺激を受けました。 ホストファミリーにはとても親切にしていただきました。犬の散歩やサーフィンンやショッピングすべてにおいて、一緒に過ごしてくださり、すべてが楽しい思い出となっています。 しかし、自分の英語の能力のなさを実感しました。まわりの方々みなさんにたくさん親切にしていただいたのに感謝の言葉を思うように伝えられませんでした。多くの事に感動し、とても楽しかったのに自分の感じていることをうまく表現出来ませんでした。大学まで通っているのに英語を話せない自分をとても恥ずかしく、悔しく思いました。英語をもっと話せるよう、努力していきたいと思っています。

Yuki Takayasu
夏休みに4週間ロンドンで短期留学をしました。リーディー先生の紹介でEC Londonという語学学校に通いました。 準備の段階から、紹介していただいてから学校に申し込みをする、料金を支払う・・・といったことを自分でやりとりしたことがとても良い経験になりました。(ホームステイなどの確認の際に間違っていることを英文メールで訂正を頼む・・・といったことも自分で言わなければいけなかったためです。) 私が入学した8月10日は約100人の学生がplacement testを受け、その人数の多さにびっくりしました。さらに、その多くはSpanish, French, Italyの方が多く、で日本人がほとんどいなかったことに驚きました。 Placement testではmultiple choiceの問題100問と、絵を見てその描写をするwritingと先生とのinterviewによってクラスに分けられました。クラスは12人程度のクラスに分けられます。 授業は午前の日と午後の日が交互にありました。なので、午前授業の日は学校のカフェ(安くておいしい!)でお昼を食べて、みんなで遊びに行く!私は一人でミュージカルを見に行ったりもしました。午後授業の日は、ゆっくり寝ている日もあれば、みんなで朝早く待ち合わせて観光する日もありました。私が滞在していた時期はサマータイムということもあり、授業が終わったあとでも8時くらいまで明るかったので、みんなでパブに行ったりもしました。 授業では、先生が2人いて、その先生も毎日交互に変わります。私のクラスはテキスト中心に行う先生と、映像を見たり、グループワークを中心に行う先生でした。特に英語で文法を説明する内容は難しかったです。毎週月曜日に小テストがあって、短いエッセイなどを書くこともあり、writingが苦手な私には大変でした。授業内で、美術館にいくといったschool tripの日もありました。授業中はとにかく意見を求められるので、どんどん発言するように心がけました! ロンドンはとにかく観光するところがたくさんあるし、歩いて行ける距離に色々見るところがあり、暇をもてあますことがありませんでした。美術館なども基本的に入場料が無料なので、何度でも行けます。ちなみに、学校から大英博物館は歩いてすぐです。交通機関もOyster Cardという定期みたいなもの(4weekで£120くらい)があればバスもtubeも乗れました。 ロンドン滞在中で困ったことは、天気が変わりやすいことです。さっきまで快晴だと思ったら、いきなりどしゃぶり・・・といったことが何度かありました。あとは8月といっても涼しいので、持って行った衣類が全く意味なかったです。(笑)9月に入ると寒いくらいでした。 ホストファミリーもとても親切でした。私のホストファミリーには19歳の男の子と14歳の女の子がいたので、一緒にテレビや映画を見たり、おしゃべりする時間が多かったです。みんなでレストランに食事に行くこともありました。年齢が近いこともあり、会話していてとても楽しかったです。今でもFacebookでコンタクトをとっています。 週末に学校のtripでBathとStonehengeのツアーに参加しました。ロンドンからバスで2時間くらいで、ロンドンとは雰囲気が異なる街並みでした。Roman Bathが有名です。 さらに、週末を利用して、パリとブリュッセルにも足を運びました。St.Pancrasという駅からユーロスターに乗り2時間ほどで行けます。出国は特に問題なかったのですが、帰りはUK Borderのところで色々質問をされたので大変でした。(滞在先の住所などはきちんとメモしておかないと、入国カードを書かされます!)ブリュッセルはワッフルやチョコレート、ムール貝などおいしい食べ物が多く、オススメです!

Tatsuro Ishii
リーディーアドグルのバンクーバー海外合宿に参加をした後の一年間のトロント留学で私はいろいろと学ぶことができ、本当にいい経験でした。そのようなチャンスを与えてくれ先生には感謝してもしきれません。

Sayaki Tsuruta


私はリーディーアドグルのバンクーバー海外合宿に参加をした後に一人でマルタへ留学しました。 マルタ共和国はEUに加盟している面積は淡路島の半分ほどしかない島国です。地中海、イタリアのシチリア島から少し南下したところにあります。日本からの直通便はないためヨーロッパの主要空港からの乗継が必要となります。 公用語はマルタ語と英語ですが、最初は聞き取りにくいかもしれませんが何度も聞いているうちにちゃんと聞こえるようになります。ホストファミリーとも毎日会話をつづけていくうちに円滑なコミュニケーションがとれるようになりました。マルタの人々は暖かくて良い人ばかりです。思っていることはすぐ言う性格らしく、大声で言い合っていることもありましたが、数分もしないうちに大声で笑い合っていたりする面白い人たちです(^^;) 語学学校にはヨーロッパ系の学生が多くいるため、英語のレベルというかクラスの主体性はとても高く、自発的に学ぶ姿勢があれば効果的に英語を学ぶことができると思います。アメリカやカナダに比べて日本人が本当に少ないので嫌でも英語に触れる時間が増え、私にとってはとても有意義な時間でした。先生たちもマルタ人だけでなくイギリス人やオーストラリア人など様々なバックグラウンドを持つ人がいて、一気にたくさんの文化や価値観を学ぶこともできました。 治安は良好!犯罪は全くといっていいほどない国で、夜で歩いても大丈夫です。都会ではないのでとってものんびりしています。 海と空がとてもきれいで、ほとんどの人がカトリック教徒のため教会も多くあります。歴史の古い国で街並みが美しいので毎日眺めているだけでも飽きません!!小さな国土の中には町全体が世界遺産に登録されている首都ヴァレッタを含む3つの世界遺産があります。1ヶ月もいれば島中を見て回ることができますよ。 アメリカやイギリスほど普段の生活が英語一色!ということはありません。が、世界中のたくさんの人と交流したい、そして歴史も好きという人にはお勧めです。 一味違った留学経験がしてみたいのなら、ぜひマルタも候補の中に入れてみてください。

Koichi Nishimura


経済学部4年の西村です。私はリーディアドグルで1年の時にカナダのバンクーバー、2年でアメリカのボストン、3年でオーストライアのシドニーにそれぞれホームステイをしました。大學入学までは海外にまったく興味のなかった私でも一度海外に滞在する事で外国や海外への抵抗がなくなった気がします。また多くの海外の人と交流する事で自分の見聞を広める良い機会になりました。学生時代での海外での経験は後の人生に必ず役に立ちます。ぜひ貴重な学生時代を使って海外経験をしてみて下さい。

Miho Tanaka
私は、もともと海外や英語に興味がありましたが、そのチャンスに恵まれないまま高校までを過ごしてきました。しかし、大学入学後すぐにチャンスはやってきました。それが、リーディーアドグル恒例の海外合宿でした。リーディーアドグルの一員として、カナダのバンクーバーへ行き、初めて数多くの海外の友人と接する機会や現地の文化を肌で体感することができました。バンクーバーでは、初めての海外だということもあり、常にリーディーアドグルのメンバーと一緒にいて、3年経った今もバンクーバーメンバーとは、仲良くやっています。
帰国後、私は“もっと英語力を伸ばしたい”とより一層強く思うようになり、1人で新たな地、オーストラリアのゴールドコーストへ飛び出す決心をしました。なぜ1人かというと、友人と行くとどうしても日本語を話さざるを得ない環境になってしまうからです。せっかく留学に行くのであれば、完全に英語をマスターしたいという思いがあったのです。リーディー先生にサポートしてもらいながら、留学の手続きをし始めたのは、留学する4か月前だったでしょうか(うろ覚えです)。刻一刻と近付く出発日に対し、私は不安など一切感じず、ただただ興奮せずにはいられませんでした。
さて、留学中ですが、極力海外の友人といるよう心掛け、常に傍らに英語を置くよう努めました。どこかに遊びに行く際にも、違う国の友人を交えて行くことで共通言語は必然的に英語になります。放課後のショッピングや映画に加え、現地の名所を訪れたりしました。週末はナイトクラブでダンスをし、楽しみながら英語に触れることで、英語を「勉強」として捉えるのではなく、「遊び」として捉えられるようになりました。
英語だけでなく、もちろん交友も広がりました。ホームステイ先が同じだったメキシコ人の女の子とは、親友と呼べる仲までなり、一緒に笑い合い、泣き合い、時には英語を教え合い、そして喧嘩さえもしていました。帰国して1年半経った今でも連絡を取り合っており、メキシコに会いに行く予定もたてています。
留学は、勉強の一環と捉えがちだと思いますが、それ以外にも吸収できるものはたくさんあり、ひと回り成長できるいい機会でもあります。そして自分次第で、充実具合も変わってきます。ぜひ、語学の習得だけでなく、日本では味わうことのできないことをして、最高の想い出をつくってください。
最後に、ゴールドコーストは私にとって第二の故郷といえる場所です。ゴールドコーストで体験したあらゆることが私の宝物となっています。

Masafumi Yamabe
この8月30日から9月20日の合宿には、約30名の生徒とリーディー先生が参加しました。それぞれ別々のホームステイ先に泊まり、平日は語学学校に通い、週末はナイアガラの滝やMLB観戦、そしてニューヨーク旅行などを楽しみました。これから留学を検討している皆さんの参考に少しでもなれたらいいなと思います。まず言いたいのは、この合宿は私にとって本当に良い経験となりました。語学学校に通い、ホームステイをすることで、旅行だけでは得られない物を多く得ることができたと思います。海外という、不慣れな地で、語学力も完璧でない状態で体験することすべてが自分を成長させてくれました。
お勉強
語学学校では初日にクラス分けテストを受けて、自分のレベルに合ったクラスで勉強することになります。授業は日本でよくみられるような講義式ではなく、全員参加式で自分の意見を持って発表という形式やゲームなどを交えたとても有意義なものでした。私はビジネスクラスの授業をとっていたのですが、クラスの生徒は社会人が多く、実際の企業で行われるような内容をロールプレイングしたり、企画を考えたりと非常にレベルの高いものでした。一日中英語に触れることは、英語力向上にはもってこいですね。
英語力up
私が、短期でトロントに留学してみて語学学校での勉強によって英語力が向上したのはもちろんですが、ホームステイ先で一緒になった他の国から来ている留学生と身近な話題で話をすることが自分の英語力向上のカギだったと思います。同年代の人と自分の好きな話題で話すことでより英語力が身に付くのではないかと思いました。他国の留学生と深夜まで語り明かしたのはとてもいい思い出です。
文化交流
学校で勉強するのですから語学力がつくのは当たり前ですが、それ以上に世界中から英語を学びに来ている人々と知り合い、友情を深めることができたのがものすごく楽しかったです。さまざまな国の人が集まっていていろんな話が聞けました。異文化交流ってものすごく新鮮で、楽しいものです。
観光
平日は学校がお昼過ぎまであり、そのあとは、自由時間です。語学学校のアクティビティに参加してもいいし、友達と観光してもよしです。私は、CNタワー見学やボートパーティーのアクティビティに参加しました。語学学校のアクティビティはいろんな国の人と一緒に活動するいい機会です。個人の観光では、トロント大学、チャイナタウン、市内観光等をしました。ちなみに一番思い出に残っているのは、公園でキックベースをして遊んでいたことです(笑)。トロントは、ただ都会であるというだけでなく、自然がいっぱいで公園もいっぱいでした(笑)。
休日は、事前に決めて行った、ナイアガラの滝観光、MLB観戦そしてニューヨーク旅行をしました。ナイアガラの滝は、すごかったし、MLB観戦では地元ブルージェイズとヤンキースの試合を観戦しました。松井選手もバッチリ見ることができました。そして、この合宿の中で私が最も楽しみにしていたのがニューヨーク旅行です。地方出身で大都会が大好きな私にとってニューヨークはわくわくせずにはいられない場所です。まず、最初に訪れた場所はタイムズスクエアです。カップヌードルの看板があるんだと思っていましたが、行った時にはありませんでした。(笑)その後もカーネーギーホール、プラザホテル、五番街等有名なスポットを訪れ大都会ニューヨークを満喫しました。マンハッタン島は、全体的に超高層ビルばっかりです。夜は、ブロードウェイでミュージカル(マンマミーア)を見ました。セリフは全て英語なので聞き取るのが大変でしたが、本場のミュージカルを見ることができて幸せでした。二日目は、朝からセントラルパークを見学し、世界貿易センタービル跡地、ウォール街、自由の女神を回り、イタリア街で食事をして中華街を探検し、最後にエンパイアステートビルでニューヨークの夜景を満喫しました。エンパイアステートビルからの夜景はほんとにすばらしかったです。
この合宿の良いところ
この合宿では、同じ青山学院大学の生徒も行くので、トロント合宿に参加した仲間たちとの絆も深まりました。同じ学校から行くので、初めて海外に行く人や、初めてホームステイする人にも安心して参加できると思います。
最後に8月の30日からトロントに行きましたが、思ったより肌寒く、到着した翌日の朝、息が白かったのには驚きました。そして、私は夏服ばっかり持って行っていたので大変でした(笑)。皆さん一応秋物も持って行った方がいいです!!! 以上最高の経験をすることが出来ました。

Tsuyoshi Nagao
I spent a precious time in Australia with the host family and Mr & Mrs Hudson. Although only 2 weeks could passed quickly, I could enjoy everything that I experienced!

My job as an assistant of the Japanese classes went very well.
It might be just a compliment but the teacher gave me a comment that I could become a teacher.

Anyway, I am so happy to tell you I enjoyed there.
And also I thank you for introducing me to this course.

Here are some photos from Australia.
Please enjoy them.
Thanks.

Sayaka Kaizu


Dear Mr.Reedy,

Hello, this is Sayaka. I enjoyed this summer in Vancouver very much! Thank you for your all kindness. I had a lot of nice friends and teachers there. I still contact with them.
Fortunatelly, I didn't have big troubles. I really appriciate you. Thank you.

And I think I didn't say that, but I will go to Seattle from next spring for 1 year. It is not related to Aoyama Gakuin. I founded this program by myself, pass the exams and got some scholarship from Japanese famous human resorces company. I'm very lucky. So this staying Canada became like a preparation for studying in Seattle. Well, I'll try hard.

Thank you very much!
Best Wishes,
Sayaka

Saran Kubo
私は小学校3年生のころから留学することを強く望んでいました。しかし、両親にいつも「来年ね。」と流されてしまい、実現したのはついに、高校2年の夏でした。
今回は何が何でも絶対に留学したいと思ったので、まず留学したいという事を学校の先生に相談し、その後で両親に言うという自分なりの作戦を立てました。両親の反応は急だったのもありますが、私が本気だから今回は適当に交わせないと分かり、猛反対でした。
それでも私は先生とどんどん話を具体化させ、毎日両親と話しました。どんなに反対されても、その時は行きたいという気持ちがとても強く、少しも諦めようとは思いませんでした。
両親がなぜそこまで反対するのかというと、高2という時期ではなく、大学になってからでも遅くないのではないか、何を得るために留学するのか(英語を学ぶためといっても、英語は日本でも努力次第で十分会得できると言われる)
そして私は高校生活に慣れ、受験もない高2という時期で、大学への方向性を決めたり、長期留学の準備段階として、この時期を選びました。また、留学の目的は、現地に行くことで、日本で英語を学ぶだけでは、知り得ない、向こうは人の生活習慣、口語、人柄、文化を生で見て、感じ、学ぶことができると考えました。
ようやく両親が同意し、やっとのことで私の長年の夢だった留学ができました。
私はカナダのケローナに行きましたが、そこは自然豊かで、人が本当に温かく、初めて留学をする私にとって、最適の場所だったと思います。もちろん最初からその地に慣れて、不自由もなく生活したわけではありませんが、1週間もたたないうちに英語が聞き取れて、簡単な返事くらいはできるようになり、その後、会話した分、成長していった気がします。
何より一番楽しかったのは、3週間目の4泊5日でホストファミリーとその子供たちの家族とそこにホームステイしていたメキシコ人の留学生と行ったキャンプです。総勢14人、カナダ、メキシコ、日本と3カ国が集まったキャンプでした。 お互い母国語は違うけれど英語を話すことで意思疎通ができるのです。それは私には体験したこともない素晴らしい事実でした。ある程度は身ぶり手ぶり、表情で心を通じさせる事はできますが、限界があります。もっと英語を勉強すれば、もっともっとたくさん言葉の違う人と話せると思うと、さらに英語を勉強しようと明るく思えます。
キャンプでは、子供7人で湖に行って、一日中泳ぎ、日本にはない、色々なカードゲームをしたり、バーベキューをしたり、慣れてくると、冗談も分かるようになり、だまし合ったりもしました。
英語を学ばなければ、味わうことのできない最高のでき事でした。この留学で私は言葉の重さ、大切さ、奥深さを強く感じました。日本にいるだけでは、ささいな事で伝えたいことをどう伝えていいかわからないことはそうありません。だからこそ、異国地に行き、人と関わることで、もっと話したいと思うことで初めて分かる言葉の存在価値の重さを知らされました。
早く、英語で会話をすらすらと返答できるようにして、成長してから、また絶対に留学をしたいと思います。
その日が早く来ると良いです。
ありがとうございました。

Ryo Hishida
この1年で勉強、仕事、ボランティア、スポーツなど様々なことをやりましたが、なによりも本当に多くの人と出会えたことが僕にとって一番の大きな財産です。そこで出会った人達に教えてもらったこと、いろいろな意見に触れる中で感じたことはどんな経験にも変えられません。
カナダに出発する前から先生に助けて頂き、行ってからも、学校のカウンセラーの方、友達、チームメイト、仕事先の方たちに支えられて1年を過ごしたように思います。日本で大学に通っているだけでは絶対に知ることのなかった事を教えてもらいました。そういう経験をさせてもらいました。そして今まで「正解」だと思っていたことが必ずしも「正解」でないことを学び、自分はひとまわりもふたまわりも大きくなったように感じます。
これから留学をしようという方、しようかなと悩んでいる方は是非もう一歩踏み出してほしいと思います。自分次第で自分が期待する以上のものを留学は与えてくれます。頑張ってください。

Kaoru Matsuhashi
NZ合宿
Margo先生とクラスのみんな
NZ合宿
NZ最北端の灯台
バンクーバー合宿
シアトルのSafeco Fieldにて
バンクーバー合宿
アドグルのみんな in ILAC
2度目のNZ
オークランド
2度目のNZ
ロード・オブ・ザ・リングのロケ地の一つ、ホビット村の見学ツアーにて
 
私は大学の4年間Reedy先生のアドグルに所属し、ミーティングや合宿を通じて様々なことを学びました。今回は私のアドグルでの経験とその後について書かせていただきます。
1年生の春、私にとって初めてのアドグルのミーティングの日、留学生との交流会があると聞き、意気揚々と出かけて行きました。その時の私は、自分の英語力を過大評価していたようで、留学生との英会話による交流も、日常会話程度ならさほど難しいものではないだろうと考えていました。というのも、私は中学、高校と英語は得意な方で、とくにネイティヴ・スピーカーの先生による英会話の授業ではいつも良い評価を受けていたからです。
交流会は、参加した学生がいくつかのグループに分かれ、それぞれのグループに一人ずつ留学生が加わるという形式でした。私のいたグループには何人か、「英語ペラペラ」な上級生がいて、彼らがおもに話の中心であり私はどちらかというと聞く側でしたが、留学生に突然話題をふられ、聞いているだけでは英語は上達しないから、何か話すように言われました。私は必死に何か言おうとしたのですが、それを言い表す英語がとっさには浮かばず、結局上級生たちの助けがなければ何も言えませんでした。

アドグルミーティングで、自分は思ったほど英語が得意ではないという現実を痛感した私は、それ以来英語に対して苦手意識を持つようになってしまいました。しかし、アドグル自体は大好きだったので、その後も活動には頻繁に参加しました。そして後期のミーティングで仲良くなった同級生のひとりから国内合宿に誘われたので、それに参加して2泊3日で山梨に行きました。合宿最後の夜にはハロウィンパーティーが行われ、私は魔女の仮装をしたところそれが非常に似合っていたらしく、以来アドグルでの私のあだ名は「魔女」で定着しました。因みにアドグル以外でのハロウィンパーティに参加する際も、私は必ず魔女の仮装をしています。

英語に苦手意識を持つようになっても、海外に興味はあり、先生から春休みのニュージーランド合宿の話を初めて聞いたときは、私も参加したいと思いました。私はそれまで一度も海外に行ったことがなかったのですが、初めての海外旅行でも、先生や海外に慣れている仲間と一緒なら安心だと思ったのです。それでもいざ申し込むとなると、自分の英語力の弱さが不安になり、一度は諦めてしまいました。しかし一次募集の後、参加定員に空きがあるためもう一度参加者を募る旨の連絡を学生ポータルで見て、これは海外旅行デビューの最後のチャンスかもしれないと意を決して申し込みました。

生まれて初めてパスポートを取り、何度かガイダンスを受け、いよいよ出発当日。飛行機に乗り込み、手荷物を荷棚に入れようとしていたところ、外国人の客室乗務員に英語で何か話しかけられたのですが、何も聞き取れずただ焦るだけでした。仲の良い上級生が通訳してくれてやっと意味がわかり、その後も日本からシンガポールまでの機内ではずっと、その上級生に通訳を頼むか日本人の客室乗務員を呼ぶかで、英語を使うことを避け続けました。しかし現地に着き、先生や仲間たちと別れてホームステイ先に行ってからはそうはいきません。そこで、シンガポールで乗り換えてからオークランドに着くまでは、できるだけ自分で話すように心掛けました。初めは単なる単語の羅列で、発音もカタカナに近かったのですが、現地に着くまでの数時間の間に、少しは文を話すことに慣れていきました。
オークランドに着き、預けた荷物を取って入国ゲートへと歩いていると、空港の係官の連れていた犬が一目散に私のところへ向ってきました。その瞬間、成田空港で預けたときには確かに閉めたはずの私のスーツケースが少し開いていたのを思い出し、途中で何か良からぬものが混入したのではないか、もし逮捕されたらどうなるのかと恐ろしくなりました。しかし係官の質問は“Do you have food?”だったので、自分の持ってきた食品を全て挙げると、どうやら機内で軽食として配られたリンゴを持っていたのが原因のようで、生の果物や野菜は持ち込み禁止だと注意され、没収されただけで済みました。そして、この小さな危機を自分一人で英語で切り抜けられたことに少し自信を覚えました。
語学学校で授業や現地での生活について説明を受け、迎えに来たホストファミリーに連れられてホームステイ先に着いてからもとくに問題はなく、とりあえずは慣れたと安心しました。翌朝、学校までの行き方を教えてもらい、私の滞在先から学校のあるダウンタウンまではフェリーを使うと教えられました。そして私にとって初めての海外生活が本格的に始まりました。語学学校での授業、近くのカフェでの昼食、放課後のアクティビティとしての市内観光など。そんな刺激的で楽しい一日が終わり、帰宅するためにフェリー乗り場に向かい、朝買った回数券と同じ行き先が書かれた桟橋に停泊するフェリーに乗りました。しかしそのフェリーが着いたのは朝とは全く違う場所。私は途方に暮れ、地図を広げてホームステイ先の住所が書かれた紙と見比べていると、親切な男性が道を教えてくれました。歩いて行ける距離であることだけはなんとかわかりましたが、その行き方を表した英語を私は聞き取れなかったので、もう一度ゆっくりと言ってもらえるように頼みました。彼は快く、ゆっくりと繰り返してくれましたが、やはり聞き取れません。当時の私の耳には、ニュージーランドの訛りが強すぎたのです。(彼は“シュトライト”と繰り返していましたが、今考えると“straight”と言っていたのでしょう。)わたしはすっかりパニック状態になり、“I want to go home!!!”と言って泣きだしてしまいました。しかしその男性は動じず、フェリーターミナルの中の椅子のある場所に案内してくれ、私を座らせてから、ホストファミリーに電話をかけて迎えに来るように頼むと身振りを交えて伝えてきました。
彼が電話をかけてから10分ほどして、ホストファミリーが迎えに来てくれて、私は無事に帰ることができました。車の窓から道順を見ていると、どの角も曲がらずに、道に沿って行けば家に着くことがわかり、途中で正しいフェリーの行き先も覚えました。(私の家はStanley Bayという埠頭の近くで、間違えて行ってしまったのはDevonport。この2か所とダウンタウンを結ぶフェリーの運賃は同じなので、チケットにはより大きな埠頭であるDevonportのほうが記載されているだけだそうです。)
滞在1週目は小さな混乱もたびたびありましたが、迷子の一件以外は大きな混乱もなく、2週目には耳も頭もかなり慣れてきて、英語を使って生活をするということにだいぶ馴染んだように思います。しかし、やっと慣れたという頃に、帰国する日が来てしまいました。帰国後しばらくの間は、ニュージーランドのことが忘れられず、泣いて暮らしていましたが、大学が始まると、私はさらなる語学の勉強に熱意を燃やしました。とくに、私と同じ家にホームステイしていたスイス人の影響が強く、ドイツ語の授業を週に5日も取り、メールにはドイツ語が増えていきました。

その年の夏休みにも海外合宿があり、バンクーバーに行くと聞いて、私は再び参加することにしました。バンクーバーへの語学研修は3週間と春よりも長く、ニュージーランドでつかみかけた「何か」をその3週間で再び取り戻して、今度こそ身につけようと決めました。
バンクーバーまでの飛行機の中では、外国人の客室乗務員との英会話がうまくいき、やはり春と比べて英語が上達したのだと感じました。ニュージーランド合宿の成果が出たのでしょう。ホームステイ先に着くと、ホストマザーから家族となつみさんという日本人留学生を紹介されましたが、日本語での会話は必要最低限にとどめて日本人同士でも英語で話すように言われました。その留学生は私よりもずっと英語ができたので、ホストファミリーとの会話が難しい時に通訳をしてもらうなど、困った時に助けてもらいました。
バンクーバーではILACという語学学校に通い、私は入学前のテストで良い成績を取れたらしくTOEFL対策クラスに入ることが許可され、最初の1週間はそのクラスに通っていましたが、講師の話すすピートが速すぎてほとんど聞き取れず、親切なクラスメイトにいつも助けてもらっていました。しかしどうしてもその授業についていくことができず、翌週からはクラスのレベルを下げ、少し易しいコースで勉強することにしました。新しい講師は英語も聞き取りやすく、生徒同士も仲が良く、和気藹藹とした雰囲気のクラスで英語を学ぶことを楽めました。
初めての海外合宿では、英語を話すことに慣れるまでに1週間ほどかかっていましたが、バンクーバーでは現地に着いてから数日で英語で考えて英語で話すことができるようになりました。さらに良いことに、アドグルの仲間内でも滞在中はできるだけ英語で会話するように一人ひとりが心掛けていたので、集団で語学研修に行くとありがちな「仲間内で固まって母国語しか話さない」という状態にはなりませんでした。

3週間の滞在は長いようで、終わってみればとても短く感じ、自分自身が本当に納得できる英語力を身につけるためには1年ほど留学するのが良いと考えるようになりました。そこで家族とも何度か相談しましたが、大学を休学してまで語学のためだけに1年も留学することにはどうしても同意してもらえず、帰国後しばらくの間は自分の希望と親の意向との食い違いに悩んで鬱々と過ごしていました。しかしあるとき気持ちを切り替えて、まずは自分自身でできることをやろうと決め、春休みに自費で再び短期留学に行くことにしました。そしてReedy先生に相談し、ニュージーランドの前回と同じ語学学校への入学手続きを代行していただき、5週間の滞在予定で再びオークランドへ行くことが決まりました。

オークランドへ出発する日を迎えても、初めて一人で海外へ渡るにもかかわらず不安がほとんどなかったのは、2度のアドグル合宿で多少慣れていたおかげかもしれません。当日唯一心配だったのが、シンガポールでの乗り換えでした。オークランドまで直通便ではなくシンガポール経由にしたため、成田空港を夕方出発して現地時間の夜中の1時にシンガポールに着き、そこで翌朝の8時発のオークランド行きの便を待たなければならず、その間に睡眠をとって万が一寝過ごして乗り遅れたらどうしようという不安がありました。そのため、オークランド行きの便に乗るまでは眠気を必死でこらえながら、一人だとこういう時に大変なのかと実感しました。
寝過して飛行機に乗り遅れることもなく、夜に無事にオークランドの空港に着き、荷物が出てくるのを待っていると、1年前にそこで検査官が連れた犬に捕まって肝を冷やしたことを思い出し、懐かしく感じました。入国審査を終えて迎えの車に乗り込んだときにはすでに深夜でしたが、オークランドの中心部の夜景がきれいで、ホームステイ先に近づくと周りの景色に見覚えがあったので、どこにいるのかすぐにわかりました。
ステイ先に到着した翌日は日曜日だったので、一日ホストファミリーやその友人たちと過ごし、月曜からはいよいよ学校に通い始めました。語学学校にはすでに私の英語力のデータがあったので、テストは受けずに初日から授業を受けることができました。
1年ぶりに2度目のオークランドは本当に懐かしいことだらけで、着いてから数日間はとても興奮していました。そして、到着した翌朝から、頭の中で日本語を英語に訳す過程を経ずにすらすらと英語が話せたり、1年前は分からなかったニュージーランド訛りの英語も聞き取れるようになったりと、滞在序盤から自分自身の成長を実感することが多々あり、また来てよかったと心から思いました。
1週間、2週間と過ごしていくうちに、友達も増えて現地にもどんどん慣れていき、毎日がとても充実していると感じました。英語に慣れたとはいっても、母国語ではないため、不自由なく使いこなすにはまだまだ勉強が必要です。そのため、周りが英語だらけの環境では常に何かしら分からないことがあり、それを理解しようと常時無意識でも頭が働いているために、無駄な時間が一瞬もないと感じるのです。
前回この語学学校に通った時には、午前中だけ授業で午後はアクティビティーでしたが、今回は午後の授業も取っていて、午前中は文法中心、午後は会話中心の授業を受けていました。この語学学校のいいところは、毎回授業に色々なゲームや映画鑑賞などを取り入れて、楽しく学べるという点です。講師による解説と演習だけの授業はえてして退屈になりがちで、受けている生徒の多くは勉強を苦痛としか感じなくなります。勉強を楽しいと感じる方が、いやいや勉強するよりも身につきやすく、上達が早いとよく言われますが、それは子どもに限ったことではなく、この学校はまさにその点にとても配慮していると感じました。
語学学校での最後の1週間、私は日本語を一切使わないと決め、日本人の友人たちとも英語で話すことにしました。それができれば、日常生活には不自由しない程度の英語力を身につけるという私の第一の目標が達成されたかどうか確認できると思ったからです。これは実践してみると、相手が英語で話してくれれば問題はなくても、相手が日本語で話しているところで自分の考えを英語で言ったり、英語で相槌を打つのは難しいと感じました。それでも日本語を我慢して英語のみで1週間頑張ってみた結果、相手が日本語で言ったことを頭の中で英語に変換して、それに対する返答を英語で考えて答えるという作業ができるようになりました。帰国後にその体験を友人に話すと、それが完璧にできれば同時通訳ができると言われたので、今後はこの技術をもっと磨こうと思いました。
私はこの短期留学を計画した際、語学学校に通う期間よりもホームステイの期間を1週間長くしてもらい、その1週間でオークランドとその近郊を観光することにしていました。学校を卒業した翌週、私はひとりでレンタカーを借りて、まずは家の近所と市内の観光地をまわり、慣れてくると高速と使って遠出したりもしました。初めて海外に行った1年前と比べると、信じられないくらい外国慣れしたな、と実感しました。
最後の1週間も終わり、オークランドを出発する日が来ました。5週間もいると、そこが自分の家のような感覚になり、「自分の家に帰る」ということが少し不思議に感じました。ニュージーランドを出た後はシンガポールで1泊してから日本に帰国する予定でしたが、帰るのはオークランドであるような感覚がしばらく続きました。
シンガポールに夜に到着して、翌朝早くからあちこち観光したり買い物をしたり、おいしいものを食べ歩いてて過ごしました。そして夕方頃に、ガイドブックで薦められていたアラブ風の飲食店に行ってみることにしました。着いてみると思っていたよりも小さな店で、店主らしい男性が一人いるだけでした。そこでハーブティーのようなものを飲んでいると、アルコールは入っていないはずなのになぜか目がまわりはじめ、どんどん体がだるくなっていきます。店主を呼んでどういうことなのか尋ねると、ハーブに含まれる成分が、なれていない人にはそのような症状を引き起こすとのこと。しかし私はあらかじめそのお茶に何が含まれているのか店主に確認しており、そのとき聞いたハーブは全て私も知っているものだったので、原因はどう考えても別にありそうです。
店主に出された水を飲んでも症状は全く改善されず、むしろ悪化していく一方。店主は私を介抱しながら過剰に私に触れるので、これは間違いなく私が女性一人であるために店主が故意に薬を盛ったと確信し、外の空気が吸いたいと言って店の外に出ました。幸い外は人通りが多く、私は通行人にも聞こえるように少し大きめの声で、店主にタクシーを呼ぶように言い、店の中で待つように勧めてくるのを断りました。もしタクシーが来なければ通行人に助けを求めようと思っていると、タクシーは意外とすぐに来ました。もし薬が効いて眠らされていたら、あるいは来たのがタクシーを装った共犯者の車だったら、私はどうなっていたか。今考えると、生きて帰って来られたことが奇跡のようです。

3、4年次、私は西洋音楽史のゼミに所属し、ヘンデルについて卒業論文を書くことに決めていました。私が4年生だった2009年は、そのヘンデルの没後250年記念の年だったので、命日である4月14日に彼のお墓があるロンドンのウェストミンスター寺院に行きたいと思っていたところ、思いがけない形でそのチャンスに恵まれました。偶然にも同じ時期に親戚の結婚式がロンドン郊外で行われることになったので、私は意気揚々と渡英し、数日間ロンドンに滞在しました。14日は朝から彼のお墓と、ヘンデル・ハウス・ミュージアムという、彼が当時住んでた家につくられた博物館に行き、最後に大英図書館に展示されている『メサイア』の自筆譜を見に行きました。 このロンドン滞在中に卒論のための参考文献を何冊か手に入れ、帰国後にそれを読み進めていると、私の研究にとても重要な史料がイギリス各地の図書館に所蔵されていることが分かったので、より多くのことを学ぶためにイギリスの大学院へ進学したいと本気で思い始めました。

このように、英語がほとんど話せない状態から、アドグルがきっかけとなって英語を学ぶ楽しさに目覚め、それが上達するにつれてより広い世界に目を向けるようになり、ついに大学院留学を目指すまでになりました。もしもReedy先生とこのアドグルに出会わなければ、ここに書いたような様々な経験を通じて成長することもなかったでしょう。今の私があるのは先生のおかげであり、私に最初に可能性を与え、それを伸ばすのを何度も助けてくれた先生に心から感謝しています。

Yukiko Kobori
私はリーディーアドグルのホームステイプログラムに参加を留学の楽しさを知りました。ニュージーランドのオークランドで過ごした日々は一生の宝です。アドグルホームステイの期間中にリーディー先生に交換留学の相談をして、日本に帰国してから一生懸命TOEFLの勉強をしました。そして協定校のNorthCentral College に一年間留学することができました。アドグルから始まった協定校留学への道、感謝の気持ちでいっぱいです!

Kaori Yamakita
一年生の夏休みに行ったカナダのトロント 一年生の春休みに行ったオーストラリアのシドニー 二年生の夏休みに行ったアメリカのサンフランシスコ
●自分自身について
もともと私は英語が大好きで、留学というものが漠然としてではありますが、幼い頃からの夢でした。そして、大学生活の間に長期での留学を経験したいと強く思い、交換留学制度があることを確認した上で青学に入学することを決めました。しかし、留学に対して強い憧れを抱いていた私も、大学に入学する前にはその機会に一度も恵まれず、青学に入学したときにはパスポートすら持っていませんでした。周囲の友人は、学科的にも帰国子女や長期での海外経験がある人ばかりで最初はすごく焦りましたが、それと同時に幼い頃からの夢を叶えたいという思いは諦めるどころか、ますます大きくなっていきました。

●短期留学をした理由とその成果
私が、最初に海外へ行ったきっかけは、アドグルに入ったことです。長期留学へのステップアップとして行くことを決意しましたが、今思い返せば、この経験が最終的に長期留学をするためにとても大切であったと思います。最初は、三週間で何が変わるのだろうと思っていましたが、とても自分自身成長することができました。それは、英語力というよりは、自信やモチベーションの維持です。私は、ホストマザーに会った初日、I’m very happy to see you today.という簡単な表現でさえも、何もかも初めての環境に頭が真っ白になってしまい言えませんでしたし、日本へ帰国する前日にホストマザーから聞いた話ですが、最初の二日間くらいは、Yes.とThank you.しか言っていなかったそうです。しかし、三週間という短い間でも、英語を「話す」という環境に慣れることができ、躊躇することがなくなり、今自分が持っている力を全て使って相手とコミュニケーションをするようになりました。また、海外の良さと同時に、日本の良さも知ることができ、帰国時には語学学校でできた初めての海外の友人との別れに涙しました。しかし、そのとき感じた海外の素晴らしさや、言いたいことをうまく伝えることができなかったもどかしさが、私の長期留学へのモチベーションを維持させてくれました。

●最後に
私は、今長期留学への夢をようやくつかみました。しかし、ここまでの道のりが平坦であったわけではありません。ただ、一つ私が伝えたいことは、留学をしたいという気持ちがどれだけ強いかということです。それさえあれば、辛いことも乗り越えられると思っています。実際に私も、TOEFLのスコアが伸びないときや学校の課題がたくさんあったときなど精神的に辛かったときには、絶対に留学するんだという気持ちを支えにして乗り越えてきました。そして、そのモチベーションを維持するために、大切な役割をしてくれたのが短期留学です。夏休みや春休みの短期留学に向けて、アルバイトをしてお金をため、短期留学をし、そこで感じた海外の素晴らしさをもっと味わいたいと思い、日本に帰国して英語の勉強に励みました。簡単なことではありませんでしたが、短期留学が私に、この良いサイクルを保たせてくれました。みなさんも、一度経験すれば、短期留学の必要性がさらにわかると思います。私も、これからはやっとつかんだ長期留学を無駄に過ごさないためにも、さらに英語の勉強を頑張ります。読んでくださって、ありがとうございました。